カササギ 鵲
Kasasagi
Pica pica
Eurasian Magpie

カケス スズメ目カラス科
大陸からやってきた
 九州北部でしか見られない 美しいカラス


カササギについて


 カササギを日本でみるなら九州北部へ行かなければなりません。一部北海道の胆振地域でも見られるそうですが、一般的には九州にしかいない鳥と認識されています。
 もともと日本にはいなかった鳥です。古くから大陸方面より日本へ輸入されていたものが、九州で繁殖したものという説が強く、特に豊臣軍の朝鮮出兵時に縁起の良い鳥として持ち帰ったものが増えて今に至ると言われています。
 白黒コントラストがきれいな鳥ですが、顔だけみると確かに小型のカラスです。オナガと同じで山にはおらず、人家周辺に棲みつくあたりもカラスの仲間だなと思わされます。したがって、カササギは写真に撮ろうと思うと街中での観察になるわけですが、さすがに住宅地に望遠レンズを向けるわけにはいかず、街中のあまり大きすぎない公園で探すのが観察への近道となります。人家周辺の田畑や電柱にもいるにはいますが、出会い頻度はあまり高くありません。カササギ見たさに遠くからやって来て、短時間の中で観察したいとなれば、上記のように街の公園に出かけるのが一番かと思います。(関東のオナガも同じですね)



「カササギ」 クリックで拡大します。

カササギ

カササギ バトル

佐賀県佐賀市
1024x682 px
2025/11/23
Nikon Z6II Mode A
AF-S NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S +
Z TELECONVERTER TC-1.4x

 今回10年ぶりに佐賀県を訪れることができ、有明の干潟と、公園のカササギをメインに観察を行いました。カササギ探しをした公園は10年前に実績がある場所だったので、狙いのカササギもあっさり見つけることができました。
 実は前回は真夏に訪れていて、見つけた個体は皆、不思議なことに顔回りの羽毛が抜けて地肌が見える状態になっていました。(この公園だけでなく干潟近くの人家周辺の個体も同じでした。。不思議)今回は皆がきれいなお顔をしていましたから、この度のリベンジで晩秋に訪れたのは正解だったと思います。

 オナガやカケスの顔はカラスとかけ離れていますが、カササギは顔だけみると見事にカラスそのものですね。



「カササギ 木の上」 クリックで拡大します。

カササギ 木の上

佐賀県佐賀市
1024x682 px
2025/11/23
Nikon Z6II Mode A
AF-S NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S +
Z TELECONVERTER TC-1.4x

 短時間の滞在だとカササギを絵として自然の中に閉じ込めるのは難しいです。逆に人に近い環境で写すことの方が、素直な考え方となるのでしょうか。



「カササギの飛翔」 クリックで拡大します。

カササギの飛翔

佐賀県佐賀市
1024x682 px
2015/08/15
Nikon D7100 Movie Mode A
Tamron A011 150-600mm / F5.6-6.3

 今回飛翔絵が撮れなかったので、10年前の動画から羽根を広げた瞬間を切り取ってみました。なんとなくですが、二次風切りや尾羽が青っぽく輝き、コントラストがきれいな鳥だということがわかりますでしょうか。




観察データ

場所と回数:佐賀県 2、計2回。本編でも紹介した通り、ほぼ九州北部でしか見られない鳥です。佐賀市南部の田畑地帯や福岡の柳川あたりでも、バイクで移動中に何度か見ているので、目視観察だけなら車で九州北部をあちこち走っているうちに見られるのではと思います。

観察月と回数:
1月0
2月0
3月0
4月0
5月0
6月0
7月0
8月1 〇
9月0
10月0
11月1 〇
12月0
計2回

留鳥です。生息環境は街のカラスと同じようなものだと思えばよいと思います。




 (トップ画像 カササギ Z6II 400mm/f4.5 + 1.4x 2025/11/14 佐賀県にて撮影)

 初出:2015/08/29
 全面改訂:2025/12/14