日本の野鳥 索引 「ふ~ほ」
Japanese Wild Birds
The initial of a Japanese name "fu-ho"
「ふ」 福山市について

各メニューでは始まりの頭文字に合わせて野鳥観察に関するトピックをお話しします。


福山市について

 私は1991年から2015年まで24年間広島県福山市に居を構えていました。1989年に結婚したころは丁度バブルの真っ最中だったこともあり、先に住んでいた大阪では衣食住のうち特に「住」の部分が高騰していました。二人目の子を授かった際に、今後の子育て環境を考えると「田舎でいいからもっと広々とした住宅環境が欲しいな」と思い、妻の実家があった福山に居を移すこととしました。

 福山市は全体的には田舎の姿をした町ではあるものの、人口40万人を超える中国地方の中核都市です。人と自然がバランスよく調和した町だったと思います。町の南に瀬戸内海、北に中国山地があり、気候は年間を通じて温暖で自然豊かな土地です。
 2000年代に入って、子供たちも少し大きくなって手が離れ始めたことで自分自身にも多少余裕も生まれるようになりました。丁度手に入れたカメラを元に野鳥観察・撮影などを始めてみたたところ、当初思ったよりずっとたくさんの野鳥が潜んでいることがわかってきて、野鳥観察にどっぷりとハマることとなりました。

 私が知る福山市で見られる(た)鳥(123種)をアイウエオ順に紹介します。私が自分の目と耳で直接確認した以外に、現場でお会いした方が現認されたものも含めます。出会える季節に反復した実績のあるもののみ色付けしています。
水色-冬-11-3月緑色-春から夏-4月-8月橙色-秋-9-10月 、それ以外は季節を問わない留鳥もしくはデータ不足(出会いが少なくていつもいるのかわからない)です。

 アオアシシギ、アオゲラ、アオサギ、アオジアオバズク、アオバト、アトリアマサギアリスイ、イカル、イソシギ、イソヒヨドリ、イワツバメ、ウグイス、ウソ、ウミアイサ、ウミネコ、エゾビタキ、エナガ、オオジュリン、オオバンオオメダイチドリ、オオヨシキリ、オオルリオカヨシガモ、オシドリオバシギ、カイツブリ、カケス、カシラダカ、カモメカヤクグリ、カルガモ、カワウ、カワガラス、カワセミ、カワラヒワ、カンムリカイツブリキアシシギキクイタダキ、キジ、キジバト、キセキレイ、キビタキ、キョウジョシギキレンジャクキンクロハジロクロジ、ケリ、ゴイサギ、コガモコガラ、コゲラ、コサギ、コサメビタキ、コチドリコマドリサンコウチョウサンショウクイ、シジュウカラ、シメジョウビタキシロチドリ、シロハラ、ズグロカモメ、スズメ、セグロカモメ、セグロセキレイ、セッカ、センダイムシクイソリハシシギ、ダイサギ、ダイゼンタシギ、タヒバリタマシギ、チュウサギ、チュウシャクシギツグミツツドリ、ツバメ、トウネン、トビ、トモエガモ、トラツグミ、ニュウナイスズメ、ノスリ、ノビタキハイタカ、ハクセキレイ、ハシビロガモ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ハチクマ、ハマシギ、ハヤブサ、バン、ヒヨドリ、ヒクイナ、ヒドリガモ、ヒバリ、ヒレンジャク、ビンズイ、ベニマシコブッポウソウホウロクシギ、ホオジロ、ホシハジロホトトギス、マガモ、マヒワマミチャジナイ、ミサゴ、ミソサザイ、ミヤマホオジロ、ムクドリ、メジロ、モズ、ヤマガラ、ヤマドリ、ユリカモメ、ヨシガモルリビタキ

 2015年に子供達が皆関東に移動したこともあって、私たち夫婦も横浜に生活の場を移すこととし、24年間お世話になった福山の地を去りました。ただ2020年以降は仕事の関係でまた福山に年数度の割合で寄るようになり、出張の帰りが週末になるときは墓参りなども兼ねて、こちらの鳥見やトンボ観察もまたできるようになりました。
 中でもブッポウソウやサナエトンボ類などは西日本で観察するのが有利だったりしますし、ありがたく感じます。
 あとどれだけ仕事をしているかもわからないので、チャンスがある限りまた福山の鳥やトンボの観察を楽しみたいと思っています。


 (トップ画像 ホウロクシギ 2014/10/12 D200 150-600mm F5.6-6.3 福山市松永湾周辺にて撮影)