Sakanaya's Graphic Works 横浜市、福山市の野鳥、自然を写す
Japanese Wild Birds in Yokohama,Fukuyama
Japanese Wild Birds in Yokohama,Fukuyama
ハリオアマツバメ 針尾雨燕
Harioamatsubame
Hirundapus caudacutus
White-throated needletail
ハリオアマツバメ アマツバメ目アマツバメ科
水平飛行で鳥類最速
ジェット機のような鳥
水平飛行で鳥類最速
ジェット機のような鳥
ハリオアマツバメについて
毎年秋にタカの渡りを観察しに、長野の山に登ります。このとき、たまに頭上を「シュ--!!」っと風切り音を残して飛んでいく”超早い鳥”がいるのに気づきました。周囲の方の声から、この鳥はハリオアマツバメという鳥だと知りました。
さて、鳥の名前はわかったものの、次にこれを絵に残すのは至難の業だと分かりました。サイズも大きくないですし、速度がとにかく速いため、出会いはいきなりで、それも一瞬です。タカのように遠くからゆったり飛んでくるのを見つけられるようなものではないので、姿が目に入って「よし!」とカメラを構えたときにはもう頭上を通り過ぎています。カメラマン泣かせの鳥です。
「ハリオアマツバメ 下面」 クリックで拡大します。

長野県松本市
1024x682 px
2023/09/16
Nikon D500 Mode A
AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR
ハリオアマツバメにチャレンジすることもう何度目になるかわかりませんが、やっと姿が分かる程度の絵が残せました。この日は頭上を真っ直ぐ通り過ぎるだけでなく、一度周辺をぐるっと回ってくれたので、何とかカメラが間に合いました。天気も良かったので、この日に限ってはタカを撮る以上に満足感があったのを思い出します。
ハリオアマツバメは喉及び下腹あたりから下尾筒(尾羽の付け根あたり)までが白くて目立ちます。飛翔姿が似ているアマツバメは下面が喉以外茶色一色なので、そこで区別ができます。逆にアマツバメは腰が白いので、ハリオアマツバメとは白い箇所が裏表が逆転したような感じになっていて面白いですね。
「ハリオアマツバメ 背面」 クリックで拡大します。

長野県松本市
1024x682 px
2023/09/16
Nikon D500 Mode A
AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR
ハリオアマツバメの背面です。背中の真ん中あたりがぼやっと白っぽくなっています。またこの絵は小さくてわかりにくいと思いますが、翼に青色みがかかっています。
観察データ
場所と回数:長野県 2、計2回。
山の峠で見ています。見た回数だけなら5回以上ありますが、記録に残すのはなかなか難しい鳥です。
観察月と回数:
1月 0
2月 0
3月 0
4月 0
5月 0
6月 0
7月 0
8月 0
9月2 〇〇
10月 0
11月 0
12月 0
計2回
夏鳥です。
(トップ画像 ハリオアマツバメ 2023/09/16 D500 500mm/F4.0 長野県松本市)
初出:2025/09/13

