エナガ 柄長
Enaga
Aegithalos caudatus
Long-tailed Tit

エナガ スズメ目エナガ科
「丸い」、「小さい」、「もふもふ」と
 可愛さが爆発する
 尾羽の長い山の小鳥


ヒヨドリについて



 私が子供の頃を過ごした大阪府池田市には、町の北側に五月山という標高300mほどの山があります。小中学校の頃はよくこの山に遊びに行っておりまして、山登りをしながら「探検」をしてよく遊びました。この時、鳥に接した記憶がいくつかあって、キジとの遭遇と同じくらいに鮮明に覚えているのが、「エナガが木にぶら下がっている」というシチュエーションです。私は当時から、とにかく「動物図鑑が好き !」な子供でしたので、エナガと言う種とその姿は既に頭にしっかり入っておりました。だから山で出会ってすぐに「この枝にぶら下がった小鳥はエナガである」とわかったわけですが、種の判別に一番役立ったのはやはりその尾羽の長さでありました。尾羽が長い小鳥=エナガ。子供にもとても分かり易い、「エナガ」の覚え方です。
 およそ小さい小鳥は忙しく動き回るものですが、エナガはその中でも最たるもので、写真の枠に収めること自体がとても難しい鳥でもあります。このためエナガを撮るときはある程度シャッター速度を上げて撮らないと、ブレブレ写真の量産になります。「ジュリ・ジュリ!というエナガたちの声が聞こえてきたら、多少の暗ノイズは覚悟の上でISOは高めにし、SSは1/500以上くらいに高めにセットしておきたいところです。






「エナガ 1、2」 クリックで拡大します。

エナガ 1

エナガ 2


茨城県高萩市
1024x682 px
2026/02/21
Nikon D500 Mode A
AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR


 このエナガはおよそ1年ぶりに復活させたD500で撮りました。

 2025年2月にZ6IIを買って以来、D500はずっと防湿庫で眠っていました。しかしよく考えてみると、ミラーレス機Z6IIを撮影の主体に据えてからは山の小鳥を撮る回数がめっきり減っていることに気づきます。ミラーレスは電池食いもあって、どうしてもタイマーでEVFをOFFさせておかなければなりません。すると鳥の出現に対してEVFがONするまでに立ち上がり時間がかかってしまうため、山で小鳥を撮るにはリズムが悪かったのです。
 そうは言っても、一旦Z6II+445S+1.4xの軽量野鳥セットに身体が慣れてしまった今、もう山歩きの撮影に重たD500+54E-FLを持ち出す気になれません。だからといってD500+34PF+1.4xだと鳥に対して焦点距離が足りない。そこで「超軽量且つ写りが高精細」と評判が高かったFマウントの556PFを中古で購入し、D500を復活させた次第です。
 今回北茨城へ旅行に出かけた際、海で波に浮かぶ鳥を撮るときはZ5II+445s+1.4xで。山の小鳥を探し歩くときはD500+556PFで。という風に2台を使い分けてみました。すると「やっぱりD500は鳥を見つけては撮るというリズム感が掴みやすいな」と感じました。ただZ5IIには鳥認識があってこれも捨てがたい。海で飛翔絵を撮るときもEVF機より光学ファインダー機の方が瞬発力があって良いのですが、波をバックに飛ぶ鳥はZ5IIの方が歩留まりが上がります。
 何はともあれ今回556PFによってD500がまだまだ使えることが実感できました。これからは両方の良さを感じながら、そのときどきで撮影を楽しんでいこうと思っています。




「横浜のエナガ」 クリックで拡大します。

横浜のエナガ


横浜市
1024x682 px
2023/01/02
Nikon D500 Mode A
AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR


 お正月に出かけた横浜市内の里山公園で撮りました。
 エナガは留鳥ですが、冬の方がより丸っこくなっていて可愛いさアップな気がします。




「冬山のエナガ 1」 クリックで拡大します。

冬山のエナガ 1


神奈川県清川村
1024x682 px
2017/01/04
Nikon D500 Mode A
Tamron A011 150-600mm / F5.6-6.3


 神奈川の山で撮った記録です。私の場合、お正月は高速道路が混むので近場の山や公園で鳥見をしているパターンが多いです。そんなときに一番の応援団として駆け付けてくれるのがエナガくんとシジュウカラくんですね。ありがたや。




「冬山のエナガ 2」 クリックで拡大します。

冬山のエナガ 2


山梨県南都留郡
1024x682 px
2019/01/13
Nikon D500 Mode A
AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR +
AF-S TC-14E III TC14E3


 山中湖近辺で撮ったエナガです。バックが白っぽいのは雪が残っていたのでしょうか。周囲が氷点下の寒さでもエナガは元気です。




「福山の我が家に来たエナガ」 クリックで拡大します。

福山の我が家に来たエナガ

広島県福山市
1024x682 px
2015/02/01
Nikon D7100 Mode A
Tamron A011 150-600mm / F5.6-6.3


 こちらは福山自体の自宅に現れたエナガです。車を洗車していたら、珍しく庭木にエナガがやってきました。梅の木についたカイガラムシかなにかを捕食していたように思います。
 丁度鳥見から帰ったところだったので、彼らの訪問を受けて玄関においていたカメラを持ち出しましたが、距離近すぎて壁に背中を付けて撮ったことを思い出します。田舎の家だったので、ときどきこういう楽しみがありました。懐かしい思い出です。
 



「亜種シマエナガ 成鳥」 クリックで拡大します。

亜種シマエナガ 成鳥

北海道苫小牧市
1024x682 px
2022/05/04
Nikon D500 Mode A
AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR


 北海道のウトナイサンクチュアリで出会えた憧れのシマエナガ。少し高いところにいたので、大きくは写せませんでしたが、シマエナガの観察は北海道旅行の念願の一つだったので、願いが叶ってとても嬉しかったことを思い出します。
 エナガは出会い自体はまずまず多いものの、出現はいつも突然で、こちらが会いたいと思うときには中々会えない、みたいなパターンが多いですね。この日は偶然前を通りがかってくれたものの、道内5日間の滞在のうち、この一度以外はずっと空振りに終わりました。いつか可愛いシマエナガの正面顔をアップで撮ってみたいものです。




「亜種シマエナガ 幼鳥」 クリックで拡大します。

亜種シマエナガ 幼鳥

北海道苫小牧市
1024x682 px
2024/07/01
Nikon D500 Mode A
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR +
AF-S TC-14E III TC14E3


 前回の北海道旅行では豆粒なシマエナガしか撮れなかったので、今回こそはと2度目の挑戦をしました。結果現れたのは亜種エナガ?? いやなんか違う気がします。
 前回の北海道旅行では豆粒なシマエナガしか撮れなかったので、今回こそはと2度目の挑戦をしました。結果現れたのは亜種エナガ ?? あれ ? 道内はほぼシマエナガでなかったっけ ? 。撮った写真をよく見ると、どうも顔の模様がエナガとも違います。図鑑で調べるとこちらはシマエナガの幼鳥だったようです。
 たまたまかもしれませんが、この個体、尾羽がもの凄く長い気がします。子供だからまだすり減っていなくて長いのか ? 。このページの他の絵は皆からだと尾羽の長さが1:1くらいかやや尾羽が長いかくらいに見えますが、この幼鳥だけは1.3倍くらい尾羽が長く見えます。




観察データ

場所と回数:中国38、関西 1、中部7、関東17、北陸2、北海道2、計68回。中国地方から北陸まで1,000m以下の山ならどこででも見られるだけでなく、しっかりと緑があるなら町の公園でも普通に見られます。不思議と東北では見ていませんね。たぶんたまたまだと思うのですが、どうでしょうか。ちなみに北海道では人気の亜種シマエナガとなります。中国地方のカウントが多いですが、福山時代にホームグラウンドとしていた一ヶ所の公園だけで25回を数えています。里山近くの雑木林にいる小鳥という感じです。他のカラ類と同時に急に現れてしばし騒がしくしてから、急にどこかに去っていくというパターンですので、見つけたときにはしっかり撮りましょう。

観察月と回数:
1月 13 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
2月 9  〇〇〇〇〇〇〇〇〇
3月 5  〇〇〇〇〇
4月 4  〇〇〇〇
5月 7  〇〇〇〇〇〇〇
6月 2  〇〇
7月 3  〇〇〇
8月 2  〇〇
9月 2  〇〇
10月 8  〇〇〇〇〇〇〇〇
11月 4  〇〇〇〇
12月 9  〇〇〇〇〇〇〇〇〇

計68回

留鳥です。年中見られますが、とてもすばしっこい小鳥なので葉が落ちた冬場が観察しやすいと思います。絵に残っているカウントの傾向も「見つけた」というよりは、「写せた」という感じでしょうか。とくに最初の頃は写せないまま終わったことも多かった気がします。(弊Webのカウントは「見た数」ではなく「写した数」のカウントです)



 (Top画像 仲良しエナガ 2015/02/01 D7100 150-600mm/F5.6-6.3 福山市)

 初出:2015/02/07
 改訂:2017/01/04 宮ケ瀬のエナガの絵を追加
 改訂:2019/01/14 観察データを追加
 改訂:2022/05/10 亜種シマエナガの静止画をを追加、観察データを改定
 全面改訂:2026/02/23 全面書き直し