クビワムクドリ 首輪椋鳥
Kubiwamukudori
Gracupica nigricollis
Black-collared starling

クビワムクドリ スズメ目ムクドリ科
 きれいな声をした
 白っぽい大型のムクドリ


クビワムクドリについて



 クビワムクドリはタイの街中で見かけた大型のムクドリです。図鑑によれば体長が27~30cmとあるので、ハトに近いサイズです。
 名前の由来通り首から胸の周りに太くて黒い帯があります。タイの街中ではムクドリ科の鳥が多いですが、頭や腹が白くてそれ以外は黒っぽく、ツートンカラーなムクドリといえばこちらしかいないので、他と見間違うことはなありません。雌雄同色です。
 公園の樹木の目立つところで、大きな声できれいなさえずりを聞かせてくれます。またほかのムクドリの仲間と同じで、地面でエサを探すこともあるのでかなり見つけやすい鳥だと感じました。



「クビワムクドリ ♂ 」 クリックで拡大します。

クビワムクドリ 1

クビワムクドリ 2




タイ・バンコク
1024x682 px
2016/08/01,2019/07/10
Nikon V1 Mode A
1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6


 上2枚はタイのバンコク市内にあるルンピニー公園で撮った絵です。一枚目は一生懸命さえずりをしている姿。台湾で見たシロガシラのさえずり姿に少し似ていると感じ、くちばしが長いことや全体的なサイズ感からしても、最初は「ヒヨドリの仲間なのかな?」と思っていました。図鑑で調べるとムクドリ科の鳥ということで、少々びっくり。「ムクドリの仲間でもきれいな声で鳴くもんだ」と。
 顔をよく見ると頬のあたりに黄色い地肌が見えていて、このあたりは同じ公園で見たインドハッカとよく似ているため、やはりムクドリの仲間なんだとわかりますね。




「クビワムクドリと幼鳥」 クリックで拡大します。

クビワムクドリと幼鳥 1


クビワムクドリと幼鳥 2


タイ・バンコク
1024x682 px
2016/08/04
Nikon V1 Movie-Mode A
1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6


 この2枚はどちらも動画から切り取った絵です。鳥って巣立ちすぐの幼鳥が親鳥より大きな体をしていることがよくあります。親もさぞ大変だったろうと頭が下がります。



「クビワムクドリ 飛び立ち」 クリックで拡大します。

クビワムクドリ 飛び立ち


タイ・バンコク
1024x682 px
2016/08/04
Nikon V1 Movie-Mode A
1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6



 飛ぶと羽に白斑があって、腰も白いことがわかります。





観察データ

場所と回数:タイバンコク、計4回。東南アジアから中国南東部で見られるそうです。

タイでは平地の公園で見ています。

観察月と回数:
1月0
2月0
3月0
4月0
5月0
6月0
7月2 〇〇
8月2 〇〇
9月0
10月0
11月0
12月0
計4回
 現地で留鳥です。2月~8月までが繁殖時期とのこと。



 (トップ画像 クビワムクドリ 2019/07/09 バンコク V1 + 70-300mm/F4.5-5.6 )

 初出:2025/08/16