Sakanaya's Graphic Works 横浜市、福山市の野鳥、自然を写す
Japanese Wild Birds in Yokohama,Fukuyama
Japanese Wild Birds in Yokohama,Fukuyama
コヨシキリ 小葦切
Koyoshikiri
Acrocephalus bistrigiceps
Black-browed reed warbler
コヨシキリ スズメ目ヨシキリ科
中々出会えない
高原にいる小型のヨシキリ
中々出会えない
高原にいる小型のヨシキリ
コヨシキリについて
コヨシキリは名前の通りヨシキリ科の小鳥です。図鑑・探鳥本によれば「夏の高原で見られる」と紹介されています。私の場合、福山時代にはそのような場所が自身のテリトリーになかったため、出会は一度も叶いませんでした。やがて横浜に越してきてからは、書籍などで「コヨシキリが見られる」と紹介された場所が日帰り範囲内でいくつかあったので、それらの場所をいろいろ探索してみました。しかし今回もコヨシキリは一向に見つかりません。ヨシキリ科の鳥ですから、そこにいれば鳴き声が聞こえるでしょうし、声さえ聞こえれば、きっと姿も見られるはず。しかし自分の探し方が悪いのか、はたまた運がないのか、全く出会いがないまま(かすりもせず。。)10年近く時が過ぎていきました。(続く・・)
「道北のコヨシキリ 1、2」 クリックで拡大します。


北海道道北
1024x682 px
2024/06/29
Nikon D500 Mode A
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR +
AF-S TC-14E III TC14E3
2024年の夏、憧れだった道北へ鳥見に行くことができました。「さすがに道北ならコヨシキリも繁殖もしていそうだし、今度こそ見られるはず!」と、コヨシキリとの出会いを旅の目的の一つ(一種)として気合を入れて探してみたところ、二日目に訪ねた大きな湿原で、やっと念願かなってコヨシキリと出会うことができました。
コヨシキリの見た目は北海道に多いセンニュウ類とよく似ています。鳴き声で見つけられれば、これで間違いなく同定できますが、見た目の方も頭側線といって白い眉線の上の筋線が濃い褐色をしているので、よく見れば顔つきでも判別できると思います。姿も少しずんぐりしていて、愛嬌もあって可愛い感じの鳥です。
「道東のコヨシキリ」 クリックで拡大します。

北海道道東
1024x682 px
2025/06/29
Nikon Z6II Mode A
AF-S NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S +
Z TELECONVERTER TC-1.4x
道北に行った翌年、今度は道東に行って、こちらでもコヨシキリを見つけることができました。丁度1年前と同じ日に出会ったのは、これも運なのでしょうか。
今回は湿原ではなく、街中の公園の池のほとりにある雑草地で見つけました。前日からこの日にかけて、あちこちでさんざんシマセンニュウを見かけていたため、最初は「これまたシマちゃんかな?」と思いましたが、ちょっとだけ聞こえた声がシマセンニュウとは違ったのと、濃い頭頂線で「コヨシキリだ」と理解できた次第。
「コヨシキリ 飛翔」 クリックで拡大します。

北海道道東
1024x682 px
2025/06/29
Nikon Z6II Mode A
AF-S NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S +
Z TELECONVERTER TC-1.4x
コヨシキリがこちらに向かって飛びました。正面から見ると、頭頂線が濃いのがよくわかります。翼全体も茶色い感じでちょっとセッカ風ですね。
観察データ
場所と回数:北海道 2、計2回。涼しい位置にある湿原・草原の小鳥です。九州や本州の高原でも見られるとありますが、私はこちらではまだ出会えたことがありません。鳴き声を覚えておいて探すのがよいと思います。
観察月と回数:
1月 0
2月 0
3月 0
4月 0
5月 0
6月 2 〇〇
7月 0
8月 0
9月 0
10月 0
11月 0
12月 0
計2回
夏鳥です。
(トップ画像 コヨシキリ 2024/06/29 北海道道北)
初出:2025/10/05









