イワヒバリ 岩雲雀
Iwahibari
Prunella collaris
Alpine accentor

イワヒバリ スズメ目イワヒバリ科
 高山に住む
 人懐っこい茶色の小鳥


イワヒバリの紹介



 イワヒバリは、名前の通り高山の岩場で見ることが多い、一般人には馴染みのない小鳥です。一方で、岩場みたいに見通しが良い場所にいて、しかも人が近づいてもあまり逃げようとしないため、山登りが好きな方にはよく知られていて馴染みのある鳥です。

 私のイワヒバリとの最初の出会いは、家族で夏に長野県の中央アルプスに登ったときのことでした。およそ2,900m付近の尾根筋でしたから、環境的には完全に森林限界より上の高山帯です。当日、私はもうそこで息切れしてしまい、近くの岩の上に見つけたイワヒバリをカメラで追って遊んでおりました。(Top絵がそのときのものです)ところが一緒に登って来て更に先まで上がっていった息子からは、「それ、途中足元におったから携帯でも写真撮れたで」と、何も考えずに撮れた写真を自慢げに見せつけられてしまいました。もうそれ以上動く気力のなかった私は、少々の悔しさを押し殺しつつ自身の体力のなさを嘆いた次第です。

 イワヒバリは日本では本州中部以北で留鳥もしくは漂鳥ということで、冬は低山にも降りてくるとのこと。しかし私の場合、夏に同じ高山の環境で見られる近縁種のカヤクグリは冬に近場の山に下りているところ見たことがあるものの、こちらイワヒバリに関しては低山で出会ったことがありません。そのため個人的な印象としては、「かなり本気で山好きな鳥さんだ」と感じています。





「イワヒバリ 1」 クリックで拡大します。

イワヒバリ


滋賀県
2019/11/02
1024x682 px
Nikon D200 Mode A
Tamron A011 150-600mm / F5.6-6.3


 こちらはD200で撮った絵です。当日は猛禽狙いで1,400mの山の上におり、暇つぶしで近くのイワヒバリに遊んでもらっておりました。exifを見ると焦点距離180mmで撮ってます。どうやら鳥がかなり近くにいたためメインで使っていた500mmレンズだと合焦しなくて、急いで手持ち用ズームサブ機で撮ったもののようです。おかげでD200らしいきれいな色目の絵を残すことができました。




「イワヒバリ 2、3」 クリックで拡大します。

イワヒバリ 2

イワヒバリ 3

滋賀県
2019/11/02
1024x682 px
Nikon D500 Mode A
AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR


 こちらは一つ上の絵と同じときにD500とゴーヨンで撮ったもの。イワヒバリは雌雄同色です。当日は2羽で付近をうろうろしていましたが、見た目が全く一緒でしたから上の3枚の絵が同じ個体なのか、別個体なのかは定かでありません。



「イワヒバリ 若鳥」 クリックで拡大します。

イワヒバリ 若鳥

長野県中央アルプス
1024x682 px
2018/07/30
Nikon D500 Mode A
Tamron A011 150-600mm / F5.6-6.3


 このイワヒバリは胸に茶色の縦筋が見えるのでまだ若鳥だとわかります。成鳥はのどから胸までがグレーで縦筋はありません。場所は2,900m地点の高山なので、ここで生まれた若鳥なのだと思われます。






観察データ

場所と回数:滋賀県 1、長野県 1、計2回。夏は森林限界より上の高山で見ています。滋賀では11月に入った標高1,400mの亜高山なので、ここで冬を過ごすのか、更に低いところへ降りていく移動中だったのかは不明です。富士山にもいるということですが、私はまだ出会えたことがありません。

観察月と回数:
1月0
2月0
3月0
4月0
5月0
6月0
7月1 〇
8月0
9月0
10月0
11月1 〇
12月0
計2回
本州中央以北の高山で留鳥もしくは漂鳥です。夏の高山で探すのが一番確率が高くなると思います。

 (トップ画像 イワヒバリ 2018/07/30 D500 150-600mm/F5.6-6.3 長野県中央アルプス)

 初出:2019/11/04
 改訂:2025/08/23 全面作り直し