クロサギ 黒鷺
Kuroasagi
Egretta sacra
Pacific reef heron

クロサギ ペリカン目サギ科
 海辺にいる 黒いサギ
 ときどき白色タイプもいる


クロサギについて



 クロサギは関東以西で見られる海辺に生息するサギです。数はとても少なくて、海辺で鳥を観察していると、忘れた頃になってすーっと目の前を通り過ぎて行く、と言った感じの鳥です。
 名前の通り全身が黒いサギなので、海岸沿いに目の前を飛んでくれても「なんだ、またウーさんかよ」と思って一瞬スルーしてしまいます。「でもちょっと待てよ。何か違うぞ!?」と気づいたときはもう遅く、既に後ろ姿になっている。というパターンが多い鳥でもあります。(私だけでしょうか?)
 私がこれまで見た場所は、北(東)から銚子、三浦半島、御前崎、八重山諸島で、八重山諸島ではよく見る黒色型だけでなく白色型も見ることができました。

 コサギ属に属するサギなのでサイズは小さめです。白色型はクチバシや足が黄色いのと、全体的にずんぐり・がっちりした体つきをしているので、サギを見慣れた方なら一目見て違いがわかると思います。





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クロサギ 黒色型

静岡県御前崎市
1024x682 px
2025/11/15
Nikon Z6II Mode A
AF-S NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S +
Z TELECONVERTER TC-1.4x


 御前崎の岩礁に飛んできたクロサギの黒色型個体。ただ黒色と言ってもカラスのような漆黒ではなく、グレーに近い煤けた黒色といいますか、光加減で濃く見えたり薄く見えたりします。ちなみに、私が本州で見ているクロサギは全て黒色型です。




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クロサギ 白色型

沖縄県八重山諸島
1024x682 px
2025/03/14
Nikon Z6II Mode A
AF-S NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S +
Z TELECONVERTER TC-1.4x


 八重山諸島の岸壁でお休み中の白いクロサギ。「黒がいて白がいるなら間の(薄い)グレーもありなのか?」と思ったりしますが、どうやら中間はいないようです。ただ白黒が混ざった個体はいるとのこと。いつか見てみたいものです。
 こうして休んでいる姿を見てみると、首や足も短めで確かにペリカン目の仲間っぽい姿だと感じます。




「クロサギ 飛翔」 クリックで拡大します。

クロサギ 飛翔

神奈川県三浦市
1024x682 px
2016/10/02
Nikon D500 Mode A
Tamron A011 150-600mm / F5.6-6.3


 地元神奈川の磯場で初めてクロサギと出会ったときの記録です。このときも最初ウだと思って、初期反応が遅れてしまい、後ろ姿しか残せませんでした。それでもなんとかお顔も写っているので、良しととした次第です。




「クロサギ 飛翔 海をバックに」 クリックで拡大します。

クロサギ 飛翔 海をバックに

神奈川県三浦市
1024x682 px
2021/02/28
Nikon D500 Mode A
AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR + AF-S TC-14E3


 こちらは早春の頃に三浦半島の地磯から相模湾方面を観察していたときの記録。朝7:24分の記録なので、まだ登りの浅い朝日を浴びて本来の煤けた黒色に赤みがかかって見えます。ねぐらから餌場にご出勤の様子でしょうか。ご苦労様なことです。



観察データ

場所と回数:八重山諸島 2、静岡県御前崎市 1、神奈川県三浦半島 6、千葉県銚子市 1。計10回。
 全て海岸沿いの磯場や崖地、もしくはテトラ周辺で見ています。今のところ砂浜や干潟では見ていないので、磯の甲殻類や虫をエサにすることが多いのでしょうか。
 白色型は八重山諸島にて一度だけ観察。他は全て黒色型ですので、本州ではほぼ黒色型ではないかと思われます

観察月と回数:

1月 0
2月 3 〇〇〇
3月 4 〇〇〇〇
4月 1 〇
5月 0
6月 0
7月 0
8月 0
9月 0
10月 1 〇
11月 1 〇
12月 0
計 10回

 基本的に留鳥、関東以北では夏鳥です。夏場に海辺で野鳥観察することは(暑さで)少ないので、この時期にクロサギの観察記録がないのはごく自然かと。



  (トップ画像 クロサギ 2025/11/15 Z6II 400mm/F4.5 静岡県御前崎市)

 初出:2025/12/14